クレジットカードのキャッシングとは?メリットとデメリット

更新日 2020年8月19日

クレジットカードにはショッピング枠の他にキャッシング枠があります。
キャッシングを使えば、コンビニ等のATMからすぐ現金を引き出せるので、海外旅行中などで急に紙幣が必要になった時などは重宝しますね。

一方、キャッシングには注意点やデメリットもあります。
「便利だから」「お金がないから」という安易な理由でキャッシングを何度もすると結果的に様々な不利益が生じる場合もあります。

キャッシングについて、メリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう!

キャッシングとは

クレジットカードのキャッシング枠とは?

そもそもクレジットカードのキャッシングとは何でしょうか?

キャッシングとは大雑把にいえば「お金を借りるサービス全般」を指しますが、クレジットカードの場合は「カード会社に依頼して直接お金を借りること」をいいます。

カード会社から現金を借りるということは、他のローンと同じく金利手数料が発生します。

カード会社から現金を借りること

キャッシングとは「カード会社から現金を借りること」を指しますが、厳密にはショッピング枠も借金の一種です。
ただ、同じ借りている状態でもショッピング枠とは様々な違いが設けられています。

ショッピング枠との違い

ショッピング枠とキャッシング枠の比較
ショッピング キャッシング
金利手数料 発生しない
(分割払いは別)
必ず発生
(実質年利15~18%程度)
利用枠 高め
優先順位も高い
低め
ショッピング枠が優先的に枠を使う
審査 ショッピング枠だけなら
収入証明書などは不要
ショッピング枠よりも難易度上がる
その他 延滞などなければ、個人信用情報には載らない キャッシング利用は、個人信用情報に記録される

大きな違いは①ショッピング枠は基本的に金利手数料が発生しないこと、②利用限度枠もショッピング枠の方が優先的に与えられ、③キャッシング枠の新規申し込みや増枠には別途審査がされるという点です。

解説者
一言解説

商品の支払いを先延ばしにしてもらっているという点ではショッピング枠も借金といえますが、1ヶ月後には資金回収できる信用から基本的に金利手数料は不要です。
やはり直接現金を貸し出すほうがカード会社としてはリスクが高いため、リスク回避も含めて審査が厳しかったり手数料が高額だったりします。

キャッシング枠はカード会社からの信用次第

「ショッピング枠は50万円もあるのにキャッシング枠が10万円しかない…」というパターンもよく見られます。

ショッピング利用に比べて現金を貸し出すほうが、カード会社にとって貸し倒れなどのリスクが高いとされています。
そのため、カード会社はショッピング枠よりもキャッシング枠に関しては厳しく審査を行います

ショッピング枠に比べてキャッシング枠が低い(または一向に上がらない)という場合は、年収や過去のカード利用履歴などの、カード会社の判断基準でまだ信用力が高くないためとも言えます。

質問者
クレカ初心者

どうすればカード会社からの信用をあげられるのでしょうか?

解説者
一言解説

「クレカのショッピング枠をコツコツ利用し、きっちり毎月の引き落としを期日通りに行う」ことがおすすめです。
毎月カードをたくさん利用してくれて、かつ支払いも遅延や違反がなければおのずとカード会社からの信用も上向いてきます。

利用枠に注意

キャッシング枠の注意点として、「ショッピング枠の中にキャッシング枠がある」ということを理解しておく必要があります。

クレカの利用枠で注意すべきは「総利用枠」が設けられていることです。そして総利用枠=ショッピング枠であることがほとんどです。

Aさんの総利用枠について
ショッピング枠 キャッシング枠 Aさんの総利用枠
50万円 10万円 50万円
クレカで50万円まで買い物ができる クレカで10万円までキャッシングができる ショッピング枠+キャッシング枠
あわせて使える総額

上記のAさんの例だと、総利用枠は50万円、ショッピング枠50万円、キャッシング枠は10万円です。

質問者
クレカ初心者

あれ、そしたらショッピング枠+キャッシング枠で60万円じゃないの?

解説者
一言解説

キャッシング枠はショッピング枠に含まれている形となっています。
そのため、例えばAさんが50万円ショッピング枠を利用してお買い物をした場合、総利用枠に達してしまっているのでキャッシングは使えないということになります。
逆にキャッシングを10万円フルに使った場合、ショッピング枠はあと40万円しか残っていません。

総利用枠に注意しながらキャッシングをしないと、いざ海外で使いたいときにお金を引き出せない等のトラブルになってしまいかねません。
「キャッシング枠は独立しておらずあくまでショッピング枠の中にある」ということを覚えておきましょう。

キャッシングには金利手数料がかかる

キャッシングの金利とは

クレジットカードでキャッシングをすると、その当日ないし翌日から利息が発生します。

その利息の大きさはキャッシングの金利で決まりますが、その金利は一般的に年利で表示されているのです。

解説者
一言解説

年利とはある金額を1年間借りていた場合の金利のことです。
例えば、10万円を年利18.0%で1年借りた場合の利息は10万円×18.0%=18,000円となります。
しかし、例えばこの10万円を1年ではなく、90日間だけ借りた場合は年利18.0%による日割計算で行われます。
この場合、10万円×18.0%÷365日×90日=約4,438円になるのです。年利18%であっても利息は日割計算で行われるので、早く返済すればするほど利息の負担は軽減されます。

キャッシングの金利の相場とは

キャッシングの金利(実質年利)はクレジットカードのタイプや利用枠で異なりますが、相場としては15.0%~18.0%程度といえるでしょう。
利用枠の設定が100万円以下の場合の金利は18%程度が多くなっています。

リボ払いは便利だけど…

キャッシングの返済をリボ払いで行う方法もあります。カード会社にもよりますが、最低5,000円からリボ払いできる場合もあります。

ただし、リボ払いもまた金利が高く、金利が高いキャッシングの返済をリボ払いで行うことはデメリットも多くあります。リボ払いへの正しい理解とシミュレーションをしっかり行ってから活用しましょう。

※参考:クレジットカードのリボ払いとは?メリット・デメリット

キャッシングのメリットとデメリット

キャッシングのメリット

クレカ申し込み時に付けられるので手間がかからない

多くのクレジットカードにはキャッシング機能が用意されており、利用者は申込時にその機能を付けるかの選択ができようになっています(ないタイプもあり)。
つまり、クレジットカードの申込時にキャッシング機能を付けておけば、新たに申し込む必要がないのです。

カードローン等のキャッシングを利用する場合は、希望のローン会社に申し込み審査を受けるという手間や時間がかかります。
しかし、クレジットカードにキャッシング機能を付けておけば、カードローンのような申し込みの手間はかかりません。

解説者
一言解説

クレカ申し込み時にあえて「キャッシング枠を付けない(0円)」という選択も可能です。
キャッシング枠がなければ自制もできますし、何より万が一クレカを落としたり盗まれた時のキャッシング不正利用の心配がありません。
また、自分の信用レベルに自信がない方は、キャッシング枠をつけずに申し込むことでクレカの審査が若干通りやすくなるメリットもあります。

※参考:クレジットカードの審査基準とは?クレカの審査で見られる項目とは

様々な借り入れ方法がある

一般的にキャッシングといえばATMで行うイメージがありますが、クレジットカードのキャッシングは電話やインターネットでも可能です(カード会社による)。

電話・ネットキャッシング対応クレカ
電話 インターネット
JCBカード
エポスカード
Orico Card THE POINT
ライフカード
楽天カード
JCBカード
エポスカード
Orico Card THE POINT
ライフカード

インターネットや電話でキャッシングを申し込めば利用者の口座へ振り込んでくれます。
特に、インターネットからの振り込みキャッシングができるクレジットカード会社は増えてきています。

海外キャッシング

クレジットカードなら海外キャッシングが可能なケースが多く便利です。

国内のクレジットカードの多くは国際ブランドのクレジットカードと提携しており、その国際ブランドのマークの入ったカードが海外キャッシング対応ならば、海外のATMなどでもキャッシングができます。

キャッシングのデメリット

やはり金利手数料が高い

キャッシングで避けて通れないのが「金利手数料の支払い」です。
実質年利18%程度のカード会社も多く、たとえ一括返済でもそれなりの手数料がかかります。

例:JCBカードで20万円のキャッシングを金利18%で一括返済の場合
→手数料は3,945円必要、合計支払いは203,945円
JCBキャッシング返済シミュレーションより)

リボ払いでも同じですが、結果的に本来の定価(売値)よりも割高で商品購入やサービス享受をしたことになるので、考え方によっては損をしているとも言えます。

ATM手数料も取られる

キャッシングでATMを利用した場合、ほとんどのケースでATM手数料も必要となってきます。

金利手数料に加えてATM手数料もかかってきてるため、トータルの損はさらに増えることとなります。

ほかのクレカやローンの審査に影響する可能性

キャッシングの利用履歴は「個人信用情報機関」というデータベースにもれなく登録されます。

もちろん、キャッシングをしただけで個人信用情報に傷がついたり、ブラックリストに載ってしまうことはありません。
キャッシングをしていてもきちんと返済を続けていれば問題ありません。

解説者
一言解説

ただし、キャッシング返済残高が多い人、何か所からもキャッシングをしている人、リボ払いの残高が多い人は新しいクレカの審査でやや不利になる可能性もあります。
万が一キャッシングを延滞してしまっている人は新たなローンを組むのも難しくなってきます。

※参考:クレジットカードの返済ができない!ブラックリストとは?

初心者必見!クレジットカードのキャッシングのQ&A

キャッシングはどこのATMで利用できますか?

カード会社にもよりますが、コンビニや銀行ATMで可能です!
最近はゆうちょ銀行や信用金庫でも受付されています。

キャッシングの返済はどのように行うのですか?

口座からの引き落としやコンビニATM、銀行ATMなどで可能です。

なお、口座引き落としの場合、入金して待っている間も利息がかかり続けます(利息は日割りのため)。
例えば締め日が月末、翌月27日引き落としのカード会社で1日にキャッシングした場合、引き落としまで60日近く利息がかかってしまいます。
もしすぐに支払える手持ちがあるならば、早めにATM等で返済することで利息をおさえられます。

すぐにでもキャッシングを利用したいです!最短で使えるクレカはありますか?

クレカのキャッシングの場合、基本的にクレジットカードにキャッシングが付帯しているというイメージです。
そのため、まずはクレジットカードがないとキャッシングができません。

基本的にクレカは申し込みから受け取りまで早くても1週間程度かかります。

ただし、一部のクレカは即日発行や翌日受け取りに対応しています!
どうしてもすぐにクレカのキャッシングをしたい場合は、発行スピードが速いクレカを入手するという方法もあります。

※参考:即日受け取りも可能!発行スピードが早いクレカを比較

キャッシングでもポイントが付きますか?

ほぼすべてのカード会社でキャッシングでポイント還元は受けられません。

ポイント還元はショッピング枠利用分で受けられるので、ポイントを貯めたい場合はカード決済で貯めていきましょう!

※参考:高還元率でポイントが使いやすいおすすめクレカを比較!

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