クレジットカードの返済ができない!ブラックリストに載ったらどうなる?

更新日 2020年5月15日

クレジットカードに限らず、ローンなどの返済が滞ったり、延滞などを繰り返すと「ブラックリストに載ってしまう」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

基本的に毎月きちんと返済を続けていれば、ブラックリストに載ってしまうことはよほどのことがない限りありません。
ただ、クレカ初心者の方や若い方で、「知らず知らずのうちにブラックリストに載ってしまう行為をしていた」という場合もあります。

今回は「どんなことをするとブラックリストに載ってしまうのか」「ブラックリストに載ってしまうとどんな不利益があるのか」をたっぷり解説していきます!

ブラックリスト

ブラックリストとは?

厳密には「ブラックリスト」という公的な書類やデータは存在せず、「個人信用情報機関の記録に傷がつく」ことを指して「ブラックリストに載ってしまう」という表現がなされます。

解説者
一言解説

個人信用情報機関とは、個人のクレカ利用歴や各種ローンの支払い履歴を記録している機関のことです。
CIC、JICC、KSCの3機関があり、それぞれ情報をシェアしています。
クレカ関係はCICに登録されることが多く、カードの審査等でカード会社も個人の信用情報を閲覧できる仕組みとなっています。

カードの延滞や自己破産、強制解約などの金融事故情報はすべてこれらの情報機関に記録されてしまいます。
カード会社や銀行がこの記録を閲覧できるため「この人は返済能力に欠ける=信用の低い人だ」と判断されて自社もクレカ発行やローンを見送る…となってしまいます。

ブラックリストに載ってしまう条件とは

では、どのような理由でブラックリストに載ってしまうのでしょうか?
基本的には「支払いが滞ってしまう」ということが最大の理由です
ただ、クレカ初心者や学生の方などで「うっかり」「知らなかったから」という理由で行う行為が危険の場合もあります。

原則61日以上の延滞(カード会社による)

もっとも多い理由は支払いの遅延です。
一般的に、キャッシングなどお金を借りた場合は61日以上の支払い遅延でブラックリストに載ってしまうとされています。

クレカのショッピング利用も「返済」にあたりますので、やはり長期の遅延は確実にNG行為となります。
さらに、カード会社によっては61日を待たずに、1ヶ月程度やそれ未満の延滞でもアウトとされる場合もあります。

「うっかり入金忘れ」等で、1日、2日程度なら再引き落とし期間とされる場合が多いため、あまり問題にされないことも多いですが、大前提として「引き落とし日までにしっかり入金しておく」ことが重要です。

何度も延滞を繰り返す

「短期間の延滞がお咎めなしならば別にいいか…」という考えも大変危険です。
たとえ数日程度であっても、短期間の延滞を何度も繰り返すのはブラックリストに載ってしまう理由となります。

度々支払い遅延がある利用者を、カード会社は「支払いにルーズな人」「毎回資金繰りに困っている人」と判断し「要注意人物」とみなされてしまいます。
「何度までなら許されるか」はカード会社によりますが、やはり毎月期日に引き落としされるのが望ましいです。

携帯電話や奨学金支払いを延滞

スマートフォン端末を分割払いで購入される方も多いと思いますが、携帯分割払いも信用情報となります。
そのため、携帯電話料金も長期の延滞・延滞を繰り返すという行為はクレカと同じくブラックリスト入りとなります。

同じく奨学金の支払い遅延も個人信用情報機関に記録されてしまいますので、忘れずに毎月入金しておく必要があります。

解説者
一言解説

携帯電話の分割代、奨学金はクレジットカード等と違いローンや借金の意識が薄くなりがちですが、これらも立派なローンといえます。
特に携帯電話は学生でも自分名義で購入できますが、ついつい引き落としやコンビニ支払いを忘れがちです。

債務整理や自己破産を行った

任意整理、個人再生手続き、自己破産などを行った場合も「金融事故」としてブラックリスト入りしてしまいます。

この場合、自己破産を選んだかどうかも記録されます。
そのため、なるべくなら軽度な債務整理にとどめておくとブラックリスト掲載期間が5年程度で済みます(自己破産は10年)。

カードの強制解約を受けたりみだりに解約を繰り返す

支払い遅延、規約違反、虚偽の登録情報などの発覚でクレカを強制解約された場合もブラックリスト入りとなります。

また、クレカ初心者に限らず悪気なくやってしまう行為として「短期解約」を繰り返すのも危険です。

「入会キャンペーンのポイントやキャッシュバックだけ使ってすぐ解約」「いざ入手したら不要なカードだったのですぐ解約」ということはありがちですが、何枚も短期解約を行うのは要注意人物とされる場合があります。

解説者
一言解説

カード会社もカードの審査や発行に時間や資金を使っています。特に年会費無料のカードの場合、利用者がカードを使ってくれないと収益が望めません。
そのためまともに使わずすぐ解約されるとデメリットしかない状態になります。

こうした短期解約情報も、もちろんCICなどで他のカード会社等も閲覧できます。
しかも解約情報は5年間も残ります。

本当に欲しいカードがあった時に「この人短期解約ばかりしているからうちでもすぐ解約されるだろう、だから不合格」と審査落ちしてしまう可能性が高くなってしまいます。

解説者
一言解説

補足ですが、一度に何枚もクレカを解約するのも危険です。
「メインカードにポイントを集約させたいから残りのカードはいらない、いっぺんに解約しよう」と一気に解約すると、やはりCICに解約日含めてすべて記載されます。
「この人たった1ヶ月で5枚もクレカを解約している、返済に困っているのだろうか」などと不審に思われてしまいます。

短期間に何枚もクレカを申し込んだ

クレカの「いつ、どの会社の申し込んだ」という申込み履歴もCICなどに細かく残ります。

クレカを探し始めると「あのカードも欲しい、このカードもいいな」と気になり始めると思います。
しかし、短期間(おおむね半年程度)で何枚もクレカを申し込むのもブラックリスト入りの可能性があります。

いわゆる「申込ブラック」と呼ばれるもので、一気にクレカをたくさん申し込むと「この人お金に困っているのか」「カードを使うだけ使って現金化するつもりなのか」などという疑いがかけられてしまいます。

クレカの申込み履歴は半年程度、CICなどに記録が残ります。
欲しいクレカが複数枚ある場合は、一気に申し込むのではなく半年程度間隔をあけて発行していきましょう。

ブラックリストに載るとどんな不利益が?

ブラックリストに載る条件は支払い遅延(携帯電話や奨学金も含む)、債務整理、その他解約や申込方法に問題が合った場合でした。

では、実際にブラックリストに載ってしまった場合、どんな不利益が生じてしまうのでしょうか?

クレジットカードの利用停止や強制解約

まず起こることとして、所持しているクレジットカードが利用停止になったり、最悪の場合強制解約となります。

注意点として、1枚でも(1件でも)遅延を繰り返してブラックリストに載ってしまった場合、支払いが間に合っている他のクレカも利用停止や強制解約になる可能性があることです。

解説者
一言解説

カード会社はCIC等でいつでも利用者の信用情報をチェックできます。
カード会社は利用者の信用情報を定期的に確認したり(途上与信)、カードの更新や増枠検討の際にも信用情報を確認しています。

そのため、「A社は延滞して利用停止になったけどB社のクレカは大丈夫だろう…」とはならないので、やはり支払い管理を徹底することが大切です。

最低半年~10年は新しいクレカを作れなくなる

ブラックリストに載ってしまった場合、その期間は新しいクレジットカードを作成するのは非常に困難となります。

クレジット=信用のため、信用情報に傷がある人にカードを発行することは基本的に見送られます。

個人信用情報機関の掲載期間
項目 期間
カード申し込み 半年程度
カードの解約情報 5年
61日以上の延滞 5年
債務整理 5年
自己破産 最長10年

「申込みブラック」の場合は、カードの申込み情報自体は半年程度で記載が消えます。
したがって、他の信用情報に問題がなければ半年後にはクリアな状態にできます。

一方、その他の「短期解約情報」や「債務整理」などは5年~最長10年程度も情報が記載され続けることとなります。
特に支払いの大幅遅延、債務整理や自己破産系の金融事故情報が残り続ける限り、その間のクレカ作成が難しくなります。

最低5年~10年はローンを組めなくなる

ブラックリスト入りの状態、特に支払いの延滞や債務整理、自己破産の記録が残っている間は新たなローンが組めなくなります。

このローンには住宅ローンだけでなく、車のローン、携帯電話の分割ローンも組めなくなります。
金融機関全般からお金を借りれなくなることで、マイホームやマイカーといった将来設計に大幅な支障をきたすこととなります。

ブラックリストに載らないための対策は?

ブラックリストに載ると、「新しいクレカを作れない」「新たなローンを全く組めない」といった不利益が生じます。
だからこそ、ブラックリストに載らないようにしたいですよね。

ブラックリストに載らない方法はシンプルですが、とても大事なこととなります。

最も確実な対策は「返済期限を守る」

ブラックリストに載らないシンプルかつ最も確実な方法は「返済期限を守る」ということです

クレジットカードの引き落とし日に確実に入金する、キャッシング等で現金を借りた場合は確実に返すことです。

解説者
一言解説

もしもうっかり入金を忘れてしまった場合や、今月はどうしても支払いが遅れてしまう…という場合はすぐにカード会社に連絡、相談しましょう!
カード会社によってはその日のうちに再引き落としをかけてくれたり(その場合延滞記録にはならない)、猶予を見てくれるなどの対応があるかもしれません。

また、クレカ初心者の方は申込みブラックやカードをいっぺんに整理(解約)といったことをしないように注意しましょう。

初心者必見!クレジットカードのブラックリストのQ&A

クレカ代金引き落とし日に入金を忘れました。たった1日でもブラックリスト入りですか?

結論から言えば1日程度遅れた程度でいきなりブラックリストに載ることはないと考えられます。

多くのカード会社で「再引き落とし期間」を設けていたり、最終猶予として「催促状」が送られてきてそれに間に合えばよいというカード会社もあります。

ただし、わずかな遅れであっても何度も繰り返せば信用を無くし、ブラックリストに載る可能性が高まります。
また「どの程度の遅れならばお咎めなしか」もカード会社によります。

まずは確実に引き落とし前日までに入金を済ませておくこと、万が一入金忘れ等に気が付いたらすぐさまカード会社に連絡し指示を仰ぐことが大切です。

自分がブラックリストに載っているか確認する方法は?

意外と知られていませんが、個人信用情報機関は問い合わせれば一般ユーザーでも自分の信用情報を閲覧できます。

いずれの機関でも、インターネットで申し込む、郵送で申し込む、各機関の事務所に赴くの3つの方法で閲覧が可能です。 (申請は別途有料です)

ブラックリストに載っている自分でも作れるクレカはありませんか?

基本的にブラックリストに載った状態でクレカの審査通過は限りなく難しいといえます。

申込みブラックのように、半年待てば良い程度のものもありますが、債務整理、自己破産、度重なる延滞などによる記録は5年~10年程度記録が残ってしまいます。

クレカに限らず、各種ローンも組めなくなってしまいますので、ブラックリストに載らないよう努めましょう。

家族がブラックリスト入りしている場合、自分もブラック扱いでしょうか?

親や子供、配偶者がブラックリストに載っていてもご本人には関係ありません。

ですので、たとえ配偶者や親がブラックリストに載っていてもご自身の信用情報や収入等の属性が問題なければクレカは作成可能です。

ただし、ご自身が学生や主婦(夫)の場合、どうしても保護者や配偶者の収入や属性に依存することになりますので、その場合は審査の難易度が上がってしまう可能性があります。

※参考:クレジットカードの審査の基準とは?

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