家族カードとは?仕組みやメリット・注意点を解説|おすすめの家族カードも紹介
更新日 2020年11月13日

知っているようで、知らない「家族カード」。実は、家族カードにはとてもお得なメリットが多いんです!
今回は、家族カードの仕組みやメリット、おすすめの家族カードをご紹介します。
家族カードとは
家族カードを一言で言えば、「契約者のカードに追加で、家族に発行できるクレジットカード」のことです。
家族カードのキホン
- ● 多くのクレジットカードで家族カードが発行できる
- ● 複数枚の家族カードを発行できるカードが多い
- ● 1枚目の家族カードは、年会費無料のカードも多い。中には複数枚無料のカードも。(例えば、楽天カードは5枚まで無料)

家族カードの基本は、分かりましたか?
次の章からは、家族カードの発行条件や引き落とし口座など、家族カードの細かい仕組みについてご説明します!
家族カードの仕組みQ&A
意外と疑問が多い家族カードについて、Q&A形式でご説明します。
家族カードは誰に発行できる?何歳から作れる?
カードの種類によって厳密には異なりますが、「本カード会員と生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生をのぞく18歳以上)」が発行の対象となる場合が多いようです。
したがって、カップルなどで「彼女に家族カードを発行したい」といった場合の発行は難しいと言えます。
家族カードの作り方は?
大きく分けて2通りあります。
1つは、本カードと同時に申し込む方法です。本カードの申し込み画面または用紙で、「家族カード」の箇所に記入しましょう。
もう一つは本カードを作った後に、別で家族カードを申し込む方法です。ウェブから簡単に申し込めるカードも多数あります。
家族カードの名義や暗証番号は本カードと同じ?
家族カードの名義は、カードを利用する家族の方になります。つまり、本カードと、家族カードの名義は異なります。
また暗証番号は、家族カードに個別に設定することになります。
家族カードの引き落とし口座は?
家族カードの支払口座は、本カード会員の支払口座と基本的に同じになります。
どうしても口座を別にしたい場合は、通常のクレジットカードを発行するのがおすすめです。
家族カードの年会費は?
家族カードの年会費は無料、もしくは本カードよりも安い場合が多いです。
本カードの年会費が無料だと、家族カードも無料の場合が多いです。
また、保険や空港ラウンジなどのサービスが充実したゴールドカードなども無料で発行できるお得なカードもあります。
例えば、dカードゴールドは年会費11,000円ですが、家族カードは1枚無料で作れます。家族カードを発行すると、実質半額でdカードゴールドを持つことができます!
家族カードを作るメリットは?
家族カードを発行するか、普通にクレジットカードを申し込むか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
家族カードならではのメリットをご紹介しますので、参考にしていただければと思います。
1.年会費が割安
家族カードの多くは年会費が無料、もしくは本人カードよりも割安で持つことができます。また、発行手数料もかかりません。
ですから、家族それぞれの名義でクレジットカードを持つよりも維持費が安くなることがほとんどです。
年会費が高めのステータスカードなどで家族カードを発行して、実質的な年会費を抑えることもできます!
2.ポイントが合算できる
家族カードのクレカ利用分にも、もちろんポイントが貯まります。 ポイントは本カード会員と合算して貯まるので、効率的にポイントを貯めていくことができます。

奥さんと欲しいものの目標を決めて、ポイントを貯めるなどしても楽しそうですね!「ポイントで旅行に行く」など、目的を持つと貯めがいがあります。
3.クレジットカードの付帯サービスが受けられる
クレジットカードに付帯されている、旅行損害保険やショッピング保険、空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスなど、本カードと同じサービスを家族カード会員も受けることができます。
※一部のカードでは本カードと家族カードのサービスが異なります
例えば、dカードゴールドなら、海外旅行保険最高1億円、空港ラウンジ無料が家族カード会員にも付帯します。

家族旅行によく行く方などは、家族も一緒に保険やラウンジ利用のサービスが受けられると嬉しいですよね。
4.審査に通りやすい
家族カードの支払いは契約者本人です。そのため、専業主婦や学生(高校生を除く)等無収入の人でも比較的簡単にクレジットカードを持つことができます。
5.年間利用額に応じてもらえる特典を獲得しやすくなる
クレジットカードによっては、カード利用額に応じてポイントアップやボーナスポイントプレゼント等の特典を用意している場合があります。
家族カードの利用分は本カードの利用額に合算して計算されますので、特典への近道になります。
以下の表に利用額に応じた特典があって、家族カードが1枚無料で発行できるカードをまとめました。(一部抜粋)
クレジットカード | 特典内容 |
---|---|
ライフカード | ・翌年度のポイント還元率アップ(50万円以上で1.5倍など) |
JCBゴールド | ・翌年度のポイント還元率アップ(100万円以上で1.5倍など) ・JCB指定のキャンペーンの抽選口数がアップ |
dカードGOLD | ・ケータイ購入割引、dトラベルなどd系サービスの割引クーポン(100万円で10,800円、200万円で21,600円分のクーポン) |
家族カードの注意点を押さえておこう
メリットが多い家族カードですが、注意しておきたい点もあります。
1. 利用可能枠が本会員と共有
本カード会員の利用可能枠には、家族カード会員の利用枠も含まれています。
つまり、本カード会員の利用枠が100万円の場合、本会員と家族カード会員で合わせて100万円を利用することができます。
利用する金額によっては、不自由に感じてしまう恐れがあります。
※参考:クレジットカードの「利用上限額」と「クレジット枠・キャッシング枠」の関係とは?
2. 引き落とし口座は本カード会員と同じ口座
基本的に家族カード分の支払いも本会員の支払い口座からの引き落としになります。
子どもや配偶者のアルバイト代などで支払いたい場合などは、お金のやり取りが面倒になることもあります。
3. 家族カードを何に使ったかが本カード会員に分かる
本カードと家族カードの明細は1つなので、家族カードを何に使ったのかが筒抜けです。
一方で、お子様に家族カードに渡す場合は使い過ぎの防止になりますし、家計管理がしやすくなるなどのメリットもあります。
おすすめの家族カード
1. 家族カード・本カードともに年会費無料&ポイントが貯まりやすいカード
年会費無料の家族カードなら、金銭的負担なしで持つことができます。
本カードも家族カードも年会費無料のものもあります。
- ● 楽天カード5枚まで家族カード無料です。また、同性パートナーの方も家族カード可能です。
- ● Orico Card THE POINT3枚まで家族カードが無料です。別姓・同性パートナーの方も家族カードの発行が可能です。
2. 家族で持ちたいゴールドカード
ゴールドカードは年会費がかかるものが大半ですが、付帯保険や空港ラウンジのサービスが充実しているカードが多いです。
一般的に家族カードの年会費は無料もしくは低額なので、ゴールドカードの充実したサービスを家族でお得に受けられます!
- ● dカードGOLDドコモユーザーならこれ!ドコモ料金10%還元、購入後3年間ケータイ補償10万円
- ● JCBゴールド旅行好きのご家族に。海外旅行保険がゴールドカードトップクラスに手厚い!
3. マイルが貯まりやすい&年会費がお得なクレカ
家族で帰省や旅行などで飛行機を利用する機会の多い方は、家族でマイルを貯めておくと交通費を大幅に浮かせることができます!
- ● ANA JCBカードANA便の飛行機に乗らなくても毎年ボーナスマイルがもらえる!日常の買い物などで真マイルを貯めたい方向け。
- ● JALカードJAL便への搭乗が年1度以上ある方にお得!マイルが2倍貯まる特典への加入費がANAカードより安い。
- ● ANA JCBワイドゴールドカード付帯保険や空港ラウンジサービスも利用したい方におすすめの1枚!
まとめ
家族カードをうまく活用すると、クレジットカードの維持費や付帯サービス等をお得に利用することが可能です。
ほとんどの家族カードは無料で追加発行できるので、ぜひ検討してみましょう。
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